伊藤文学(いとう・ぶんがく)

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【イベント延期のお知らせ】

3月22日(土)のイベント延期について

3月22日(土) 夜6時~8時
銀座クラシックホールにて予定しておりました
伊藤文学 スペシャルライブパーティー

【82歳・元気なジジイと楽しく過ごす夜】の会ですが、
都合により延期となりました。

楽しみにしてくださっていた皆様には、深くお詫び申し上げます。

 

次回イベントが決まり次第、またすぐにお知らせ致します。
今後とも何卒、よろしくお願い申し上げます。

 

タイムマシン・ビジョナリー

 

伊藤文学(左)と西塔紅美
伊藤文学(左)と西塔紅美

伊藤 文學(いとう ぶんがく、1932年3月19日 –)

実業家、第二書房、ロマンの泉美術館館長を経て、
作家として活躍中

『ぼくどうして涙が出るの』(スペースシャワー)で
2013年度雑学出版賞を受賞

日本初の同性愛者雑誌『薔薇族』の創刊者・編集長としても有名

駒沢大学卒業後、父・伊藤禱一が創立した第二書房に入社
原爆詩集『広島』、戦犯歌集『巣鴨』、基地歌集『内灘』の三部作で
知られた出版社であった
伊藤ミカと1958年に結婚。
1961年暮れ、末の妹の伊藤紀子が僧帽弁閉鎖不全症で入院
同じ病室に入院することになったファロー四徴症の5歳の男の子、
芳っちゃんと知り合うが、1963年1月25日、芳っちゃんが手術の結果、死亡
深く悲しんだ伊藤は心臓病患者たちとの交流を描いたノンフィクション
『ぼくどうして涙がでるの』の原稿を執筆

最初の版は第二書房より、妹・伊藤紀子との共著で1965年1月25日、
芳っちゃんの命日に出版され、10万部を売り上げるベストセラーとなり、
同年秋には日活で映画化され大きな話題を呼んだた

1965年、「11PM」や雑誌で話題になるヒット作「ひとりぼっちシリーズ」を出版
このころ、日本の同性愛者が直面する差別的な問題に注目し始め、
1968年当時は社会的に認められないジャンルで、新聞広告も出せず、
取次店に頼んで書店の店頭に置いてもらうだけだったが、
同性愛関連のルポルタージュ、小説等を出版し、大きな実績を上げた

1971年7月30日、日本初の同性愛雑誌『薔薇族』創刊号を発売
表紙イラストは内藤ルネのパートナーであった藤田竜
社会的少数者、弱者であった同性愛者の立場を世間に訴え、
差別や偏見を無くそうという意図があった

創刊号は1万部がほぼ完売
週刊誌やスポーツ新聞でも取り上げられ、話題となる
しかし、1973年12月、妹の草薙紀子(旧姓:伊藤)が2度目の心臓手術の結果、死去
書籍『ぼくどうして涙がでるの』は、翌1974年より改版され、病床での最後の日々の日記と、
書き下ろし「妹よやすらかに」が追加された

1976年、『薔薇族』読者が集まることのできる社交場として、靖国通りにカフェ「祭」を開業
命名は、阿部正路国学院大学教授。伊藤自身の予想に反して盛況となる。

1981年春よりゲイ向けビデオに進出し、『青春体験シリーズ 少年・純の夏』、
『薔薇と海と太陽と』の2作品を販売、翌年東映セントラルで全国配給
「薔薇族映画」という名前はジャンル名として定着し、ゲイ映画全般を指すようになる。

1993年、新潟県西蒲原郡弥彦村にロマンの泉美術館を開館、館長となる。

インターネットの普及に伴い『薔薇族』は1つの役割を終え、
2004年9月に発行された11月号(第382号)をもって休刊、

2005年4月に復刊を果たすも、同年11月には再び休刊。

2005年12月にはロマンの泉美術館が一時閉館。2006年3月、再オープン。
2009年5月31日、経営を引き継いだヨネカの赤字により再び閉館。

2011年7月、副編集長であった竜超が『薔薇族』2代目編集長に就任し
通巻400号を刊行。伊藤文学は編集長を勇退

2013年には、斎藤茂吉の歌碑を北沢川緑道に寄付を集めて建立

スペースシャワーより、『ぼくどうして涙がでるの』が再々刊され、

2014年、新たな活動に注目が集まる。

 

引用元 ニコニコ大百科
http://dic.nicovideo.jp/a/%E4%BC%8A%E8%97%A4%E6%96%87%E5%AD%B8
(加筆修正しました)

著書
ぼくどうして涙がでるの(伊藤紀子との共著、第二書房、1965年)
心が破けてしまいそう(光風社書店、1978年3月)
「薔薇族」編集長 奮戦記 心ある人にはわかってほしい(第二書房、1986年)
薔薇を散らせはしまい-「薔薇族」と共に歩んだ22年(批評社、1993年9月)
歌集 靴下と女(銅林社、1993年)
扉を開けたら ロマンの泉美術館物語(ロマンの泉美術館、1994年)
薔薇ひらく日を-『薔薇族』と共に歩んだ30年(第二書房、2001年6月)
編集長「秘話」(文春ネスコ、2001年12月)- のち「『薔薇族』編集長」と改題(幻冬舎アウトロー文庫)
『薔薇族』の人びと-その素顔と舞台裏(河出書房新社、2006年7月)
薔薇よ永遠に-薔薇族編集長35年の闘い(九天社、2006年8月)
裸の女房-60年代を疾風のごとく駆け抜けた前衛舞踊家・伊藤ミカ(彩流社、2009年6月)
やらないか!-『薔薇族』編集長による極私的ゲイ文化史論(彩流社、2010年11月)

最前列右端 寺山修司と伊藤文学
最前列右端 寺山修司と伊藤文学